お客様を目的地まで、安全・快適・確実に送り届けるのがタクシードライバーの基本です。
運転スキルが高いだけ、地理に詳しいだけでは勤まらないのがタクシードライバーです。
大切なお客様の命を預かることを生業とする上では、「安全運転」が第一です。
すぐにカッとなってしまう人や、慌てると冷静でいられなくなる人は、残念ながらタクシードライバーには向いていません。周囲の状況に流されず、沈着冷静に判断が出来、安全運転を遂行でき、且つ、おおらかで温厚な性格の人はタクシードライバーに向いていると言えます。
また、タクシードライバーはサービス業、接客業であるということを理解しているかどうかも重要です。運転が好きだからとか、車が好きという事も必要ですが、それだけでは続けていく事が難しい仕事です。
お客様を安全に、快適に目的地まで送りたいというホスピタリティー精神が必要だといえるでしょう。実際に業務を始めると様々なお客様にサービスすることになります。トラブルを防ぐために、社会人としての基本的な言葉遣いやマナーができることが大切です。ちょっと嫌なことがあったときにすぐにイライラするような人ではなく、我慢強い人やストレスに強い人が向いていると言えるでしょう。
それ以外では、普通にコミュニケーション能力があり、人に対して失礼と思われない様な人あたりの良さがあれば大丈夫でしょう。
接客業のなかでも、お客様とマンツーマンで長時間サービスを行うタクシードライバーの仕事は、運転に集中する事は当然不可欠ですが、それ以外にも、お客様に目的地を尋ねてご希望の経路を確認する、明るく挨拶をかわすなど、サービス業として基本的な行動が必要となってきます。
お客さまのために運転をするのがタクシードライバーの仕事なので、気配りや心配りができる人にこそ向いている仕事です。