給与体系はタクシー会社によって若干、変わってきます。大きくは、基本給+歩合給が存在するA型賃金。
売り上げに対する完全歩合が月給となるB型賃金。
月々の売り上げに対する歩合給は月給として、また売り上げに応じて頑張った分が反映され、その分がプール分となり、年に3回、臨時給(賞与)として支給されるAB型賃金の3つに分けられます。
給料の支給方法は異なりますが、タクシードライバーの給料は、ほとんどの部分が完全歩合によるといえます。年間にならすと、月間の売上げの約60%がタクシードライバーの給料として支払われています。
(※算出方法は会社によって大きく異なります)
例えば、1出番平均の売上げが5万円(税別)のタクシードライバーが月に12出番の仕事をすると、月間の売上げは60万円(5万円×12出番)になります。
この月間売上げ60万円の約60%、約36万円が1ヶ月の給料となります。
月によって若干の変動はありますが、平均的な年収は、36万円×12ヶ月=432万円+(賞与)となります。
このように売上に対する歩合による部分が大きいため、収入を上げるためには限られた時間内に、できるだけ多くのお客さまを乗せる工夫や努力が必要になります。頑張った分は頑張った分だけ年収に反映されるお仕事といえます。