（１）高速・夜行バスドライバーって、どんな仕事

遠隔地の都市と都市を結んで運行するのが高速・夜行バスドライバーとなります。多くの場合に長距離の運転が必要となります。路線バスドライバーと異なり停留所などの数は少なく、バス停とバス停の間の移動距離も長いことが特徴です。

（２）高速・夜行バスのやりがい

一般的に、高速・夜行バスドライバーは、夜間などに長距離を走らなければいけないため、とても体力的にきつい仕事と言われています。そのためバスドライバーの中では他のドライバーに比較して報酬が高い傾向にあります。しっかりした運転技術を持ちかつ、体力のある方が、しっかり稼げる職業と言えると思われます。

しかし実際には、夜間の運転を伴う高速バスを運行するバス会社さんは、他のバス業種以上にドライバーの健康管理に気を使っていますので、途中でサービスエリアへ立ち寄って休憩時間を楽しんだり、長距離の運転になる場合は、2人1組で交代制を取ったりと過労運転になるようなシフトは認められていませんので、心配はありません。（2時間に一回は休憩をはさみます。）

（３）高速・夜行バスドライバーの魅力

夜間や長距離を運転しなければならないという辛さはありますが、運行経路はあらかじめきちんと定められており、止まる停留所の数も少ないのがこの高速・夜行バスの特徴です。また乗客も様々な目的の方がご利用される（かつ夜間の場合は寝ているお客さまが多い）ので、接客接遇面もさほど、多く求められません。よって、体力的に長距離運転と夜間の運転に慣れてしまえば、あとは、確かな運転技術で、遠方までお客様を目的にお連れすることに、集約されます。対応すべき業務範囲が他のバスドライバーに比較して広くないため、業務を集中して行うことができます。

（４）高速・夜行バスドライバーの仕事内容、勤務形態、休日、福利厚生

・仕事内容

高速・夜行バスドライバーは、運行経路がきちんと規定されている点は路線バスドライバーと同じですが、移動距離が長いことから１回の乗車での運転（乗車）時間が長く、かつ夜間の運転がメインとなることから、深夜割増手当等もしっかりつき、比較的に報酬が高いとされる仕事となります。

・勤務形態

高速・夜行バスドライバーは現在２人１組体制で勤務することとされています。イメージ的には２時間程度で交代しながら長い時間を運転するイメージとなります。１回の勤務にて（休みはあるものの）長時間拘束されることとなります。

・休日

高速・夜行バスドライバーの休日については、勤めている会社によりかなり異なるようなので、あらかじめ確認した上お勤め頂くのが一番よろしいようです。ただ上記の通り、１回の勤務時間が長くなる傾向と、労働条件が、（夜間など）深夜に及ぶ場合も多いことから、どの会社でもある程度優遇され、かなりしっかりとお休みが取れる傾向にあるようです。

・福利厚生

上記に記載させて頂いた通り、ある一定以上の体力と集中力の必要なお仕事のため、就業希望者は、各会社さんからひっぱりだこの様です。社宅の用意や家族手当など、手厚い福利厚生やサポートが用意されている会社さんも多かったり、また就業希望者を多方面から集める意味でも女性ドライバーも歓迎される会社さんも多い様です。育児休業、看護休暇など、一度休んでもまた復職できるような制度を設け、長期的に働いていただける様、サポートされています。