どの様な職種でも、仕事を活き活きこなし、自分の仕事に「やりがい」を持つことは、非常に重要なポイントとなります。どんな仕事でもイヤイヤやっていくのと、日々「ヤリガイ」を感じてやっていくのでは自分の人生の時間の大部分を費やしていく上で、当然、人生の充実感も変わっていく事でしょう。同じドライバー職の中でも、自分がどんな職種なら「ヤリガイ」を感じることができるのか、じっくりと考えてみてください。

その中でもハイヤードライバーを選ばれるにあたって、ハイヤーならでの「ヤリガイ」を3つほど考えてみましょう。

1. ①ご利用されるお客さまとの信頼関係でお仕事できること

タクシーとハイヤーの大きな違いは、タクシーは基本的に、街中にいるお客様を自分で探しお乗せする事や、あるいはお客様の乗車依頼を受け、お客様のご要望に合わせて運転することがメインとなります。お客様を見つけるために、街中を流して、走る機会も多くなるでしょう。一方ハイヤーは、お客様の受注に応じて、あらかじめ予約を受け、お迎えにあがり送迎を行うというサービス内容になります。タクシー車両のようにメーターによる料金体系ではなく、時間単位での貸切り業務を行うことになります。このため、一人のお客様と深くかかわる事で、そのお客様だけのために、お客様のニーズに合わせて働けるというメリットがあります。自然と信頼関係が生まれることも、多くなってきます。「タクシードライバーになろうか？ハイヤードライバーになろうか？迷いましたが、一期一会の接客よりも、特定のお客さまと長いお付き合いしてその人にニーズにあったサービスを提供したいと思っていたのでハイヤードライバーにしました。」という方もいらっしゃいました。

1. ②生活リズムが変則的にならず、プライベートをより充実させられること

タクシーは、お客様を自分で探し、より多くのお客様をお乗せできる時間帯やエリアを研究し、自分で捕まえに行く必要があり、いわばハンティングに近いお仕事です。このため、早朝や深夜の公共交通機関の走っていない時間帯の勤務も、当然含まれていきます。何故なら公共交通機関が走っていない時間帯は、タクシーにとって、最も稼ぎ時だと言えるからです。しかしハイヤーの場合は、「事前予約の入った仕事に対応する」というのが基本的な勤務となります。当然、ご利用になられるVIPの方々の勤務時間帯に仕事が集中する為、タクシードライバーと比較すると、勤務時間も比較的一定で、生活パターンも安定しているといえるでしょう。お客様は法人のＶＩＰが多いため、土日祝の休日取得可能です。それに伴って、仕事以外の家族との時間や趣味に費やす時間など、よりプライベートを充実させることも可能になります。自分なりに一生懸命、走り回っているのに稼げないといった悩みもタクシーと違いありません。

1. ③VIPの方々のおもてなしを通じて世界に通用する接客スキルや語学力が身に付き自分を高められること

ハイヤードライバーとしての経験を積んでいくと、法人契約している企業の専属でハイヤードライバーの仕事に就く事も可能です。企業委託ハイヤードライバーとして、企業側が用意した車両を運転して担当しているVIPの方の送迎を任されるお仕事です。海外からの重要なお客様をおもてなしする業務を任せられることもあります。「ただの移動手段」と違い、その企業のひとりの「社員」の様な感覚で、当然、大きな責任も伴う仕事となりますが、担当している大切なお客さまを、より快適に目的地まで送り届けることが、仕事のやりがいにもつながるはずです。そこで信頼関係が生まれれば、何十年も同じ企業の専属ドライバーとして仕事に就く事もあり、自分自身のより高度な接客スキルが身に付くことでしょう。そして、ヤリガイを持って、毎日の仕事を楽しめるようになると世界に通用するような接客のプロフェッショナルまで自分自身を高める事が可能です。