タクシードライバーとして、長く活躍するために最も気をつけるべきことは、ずばり「事故を起こさないこと」です。交通ルールをしっかりと守り、常に細心の注意を払い「安全運転」を心がけなければなりません。

ただし、タクシードライバーは、一般の運送業と違い、接客業・サービス業のひとつです。運転はもちろんのこと、「いかに快適にお客さまにご乗車していただくか」、「お客さまにいかに喜んでいただけるか」といった「おもてなし」の気持ちを持つことも、絶対に必要な心がけとなります。

その上でも、大切になってくるのは、常に「笑顔の接客」を心がける事です。タクシードライバーだけでなく、接客における第一印象は、最初の10秒で決まると言われています。第一印象でお客さまに良いイメージを持っていただければ、多少のミスなどは、おおらかな気持ちで許してもらえると言っても過言ではありません。逆に、第一印象でお客さまに不快な印象を与えてしまうと、その印象は降車されるまで尾を引いてしまうことになり、多少のミスや言動が苦情につながってしまったりもします。さわやかな笑顔があふれる挨拶や接客ができるドライバーこそが、優秀なタクシードライバーだといえます。

また車内の温度やお客さまの荷物等の積み下ろしの手伝い、乗降の際のドアサービスなど「細やかな心配り」が必要なお仕事でもあります。常に車内や自分の身だしなみを清潔に保ち、さわやかな接客を心がけ、冷静に安全運転を遂行できるドライバーは、リピーターのお客さまを得ることにもつながっていきます。

また、こういった接客を続けていく上でも、また病気や睡眠不足などで欠勤したり、収入が落ち込んでしまったり、集中力が欠けて事故などを起こさない様にするためにも規則正しい生活パターンを守り、「健康管理」を日頃より心がける必要があります。